ヘアボトックスとは？どんな効果が期待できる？自宅でのやり方は？

ヘアボトックスは、近年注目を集めている髪の再生・補修トリートメントの一つです。

特に、髪が乾燥しやすくパサつきが気になる方、日々のダメージが蓄積して髪がまとまりにくくなった方にとっては、非常に魅力的なケア方法です。

今回は、ヘアボトックスの特徴、効果、使用方法、そしてどのような人に向いているかについて詳しく解説します。

ヘアボトックスとは？

ヘアボトックスは、名前に「ボトックス」という言葉が入っていますが、実際にはボトックス（ボツリヌス毒素）とは異なります。

ヘアボトックスは、主に髪の修復や保湿を目的としたトリートメントであり、化学成分に依存せず、髪に深く浸透して栄養を補給します。

通常、ヘアボトックスにはケラチン、コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミン、アミノ酸などが含まれており、これらの成分が髪に栄養を与え、ハリとツヤを取り戻すことを目指します。

ヘアボトックスは、髪のダメージを補修し、健康的で美しい髪へと導く効果があります。具体的には以下のような効果が期待できます。

髪の補修と再生

ヘアボトックスは、髪の内側から修復を行い、傷んだキューティクルを補修します。

日々のヘアカラーやパーマ、熱によるダメージで髪が傷んでいる場合、これらのダメージを軽減し、髪の質感を滑らかにします。

特にブリーチやカラーリングを繰り返している方にとっては、髪の強度を取り戻すための効果的なトリートメントです。

保湿効果

乾燥してパサつきがちな髪は、湿度の低い環境や外的なダメージによってさらに悪化します。

ヘアボトックスに含まれるヒアルロン酸やビタミンが髪に潤いを与え、髪の水分保持力を高めます。

これにより、柔らかくしなやかな髪質が保たれ、パサつきやすい髪の悩みが軽減されます。

髪のツヤとハリを取り戻す

ヘアボトックスを施すことで、髪は自然なツヤとハリを取り戻します。

ダメージが蓄積している髪は、キューティクルが剥がれ落ちやすく、光を反射しにくくなるため、ツヤが失われてしまいます。

ヘアボトックスの成分が髪の内部に浸透し、健康な髪を取り戻すことで、髪本来の輝きを再現することができます。

髪のまとまりが良くなる

髪がダメージを受けると、髪の表面が不均一になり、広がりやすくなります。

ヘアボトックスは、髪の表面を滑らかにし、広がりやすい髪を抑える効果があります。

特に湿気の多い季節や、静電気が発生しやすい冬の季節には、髪のまとまりをキープするために有効です。

ヘアボトックスは、サロンでプロの手によって施術されることが一般的ですが、自宅でも行える製品も増えています。

以下に、サロンでの施術方法と自宅で行う際のポイントを説明します。

サロンでの施術

サロンでは、専門のスタイリストが髪の状態をチェックし、それに応じたトリートメントを行います。

施術は以下のような流れで進みます。

シャンプー
- 髪をクレンジングし、余分な汚れや油分を落とします。
トリートメントの塗布
- 一度乾かし、ヘアボトックストリートメントを髪全体に均一に塗布します。このとき、髪の根元から毛先までしっかりと塗り込むことで、成分が髪全体に行き渡ります。
放置
- 約30分放置します。
すすぎ
- 一度すすいで、ボトックストリートメントを流します。その時に80％、ぬめりが残るくらいにします。
乾かし
- ブロードライします。ぬめりは徐々に減っていきます。
加熱処理
- トリートメントの成分を髪の内部に浸透させるために、加熱処理が行われます。ヘアアイロンを使い、ストレートにしていきます。

おやぶん

あくまでも一例ですので、店舗によってやり方は違います。

自宅での施術

自宅でヘアボトックスを行う場合、サロンほど専門的な道具や技術がなくても効果を実感できる製品も販売されています。

自宅で行う際の注意点としては、以下のポイントを押さえることが重要です。

製品選び
- 自宅用のヘアボトックス製品は、成分や使い方が異なるため、自分の髪質や状態に合ったものを選ぶことが大切です。できるだけ、ケラチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿・補修成分がしっかり含まれているものを選ぶと良いでしょう。
正しい使い方
- 製品の指示に従い、適切な量を髪に塗布します。過度に使用すると髪が重くなりすぎてしまうので、適量を守りましょう。
加熱処理
- 自宅で使用する場合でも、ドライヤーやヘアアイロンを使って適度に熱を加えることで、トリートメントの浸透力を高めることができます。特に、髪が硬く乾燥しやすい場合は、加熱処理が効果的です。

ヘアアイロンを使用する際は、濡れた髪に直接使用するのではなく、一度ドライヤーで乾かしてから使用して下さい。